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アクション映画回顧録「リターナー」

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今回取り上げる映画は、2002年に公開されたSFアクション作「リターナー」です。
主演は金城武と鈴木杏。敵役に岸谷五朗という配役でした。監督・脚本は、のちに「ALWAYS 三丁目の夕日」で、一躍有名になった山崎貴で、VFX(ビジュアル・エフェクツ)も担当しています。

公開当時、本格的なVFXを駆使したSFアクション邦画ということで、どんな感じに仕上がっているのか期待して劇場に足を運んだのを覚えています。
「リターナー」は、山崎貴の監督2作目で、まだ評価が定まっていない頃でしたので、観る前は正直どうなの?という不安もありましたが、実際フタを開けてみると、「結構やるじゃないか・・」というのが率直な感想でした。それまでの邦画で視覚効果を使用した作品にありがちだったショボさ、技術の拙さが画面に出るということがほとんど無かったと思います。VFXの使い方がうまいというか、絵作りに不自然な箇所があまりなく、撮影や視覚効果という点では、当時かなり成功していると感じました。

それでは映画としての総合的な評価はどうかというと、正直脚本が少しありきたりな感じなのは否めませんが、SFアクション映画として十分成立しており、キャストも頑張っていたので、劇場に足を運んだことを後悔するような作品ではなかったと思います。

主人公のミヤモト(金城武)は銃の名手として描かれており、使用する拳銃はマグナポートを備えた38口径のガバメントカスタムで、加速装置を使用することでサブマシンガンを持った数名をひとりで素早く倒すシーンがありました。

この作品には、「ソニック・ムーバー」というSF作品でおなじみの加速装置(超人的に素早く動けるようになる装置)が登場するのですが、当時の実写映画で加速装置を使用する描写というのは意外とありそうでなく、自分にとっては結構斬新なシーンでした。

この「リターナー」で一定の評価を得た山崎監督は、次の作品「ALWAYS 三丁目の夕日」で日本の映画賞を総ナメにする快挙を達成したわけですが、SF作品とは全く方向性の異なるノスタルジー作品で、それまで培った特撮およびVFX技術が投入されたのが何とも興味深いです。

優秀なVFX技術を使いこなせば、日本でも本格的なガンアクション作品が制作できると思いますので、もし実現すれば是非観てみたいものですね。

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※製品情報は更新日のものです。品切れ/完売の際はご容赦下さい。

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