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Channel: WA"マグナ"ブローグ・バック!
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アクション映画回顧録「ダイ・ハード」

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シリーズ最新作「ダイ・ハード/ラスト・デイ」がもう間もなく公開ということで、今夜地上波にて記念すべき第1作「ダイ・ハード」が放映されるようですね。奇しくも東京は雪・・。ということで、今回は今更ですがアクション映画の金字塔を時代背景とともにあらためて振り返ります!

「ダイ・ハード」が公開された1989年は、「昭和」の最後を迎えた年である。1989年(昭和64年)1月7日に昭和天皇が崩御され、1月8日に元号が「平成」に改元された。日本中が喪に服す自粛ムードの中、2月に公開されたのが「ダイ・ハード」である。2月に起きた主な出来事としては、昭和天皇の「大喪の礼」のほかに、手塚治虫の死去、リクルート事件で創業者の江副氏の逮捕、オフコースの解散などがある。

さて、「ダイ・ハード」といえば、ブルース・ウィリス演じる「世界一ツイテない男」ことジョン・マクレーンですが、我らGUN愛好家にとって印象深いのは、やはり<ベレッタM92FS>なわけです。映画冒頭、空港に到着した旅客機の機内でジョン・マクレーンが座席を立つと、上着内側のショルダー・ホルスターに吊るされた<ベレッタM92FS>が覗くシーン。それを見て驚く隣の男に「大丈夫。オレはもう何年も刑事をやってる」とクールな笑顔で語りかけるマクレーン。彼が刑事であることを観客に知らせるシーンですが、同時にこれから起こるであろう闘いを予感させるような素晴らしいオープニングだと思います。

WA"マグナ"ブローグ・バック!-1

当時高校生だった自分には、マクレーンが使う道具や持ち物がどれも格好良く映りました。ベレッタやショルダーホルスターはもちろんですが、通気ダクトの中で灯りをともすジッポーライターやタバコ、そして敵から奪ったサブマシンガン・MP5や、爆薬の詰まったバッグ等、マクレーンが持つと実にサマになります。

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マクレーン以外の登場人物で印象深いのは、何といっても敵のボスであるハンス・グルーバーと、過去にトラウマを持つアル・パウエル巡査部長ですね。互いに相手の顔を知らない3人が無線機を通じて繰り広げる会話や駆け引きが実に巧妙で面白い。結局、パウエルはマクレーンと事件解決まで一度も顔を合わせることなく、信頼できる「相棒」として無線機を通じマクレーンをサポートし続けたのが斬新でした。

「ダイ・ハード」を監督したジョン・マクティアナンは、なんとこれが監督2作目で、商業映画の初監督作品が「プレデター」という才能の持ち主。その他、「レッド・オクトーバーを追え!」や「ラストアクションヒーロー」等を手がけた90年代に最も活躍したアクション映画監督のひとりです。なかでも、「ダイ・ハード3」では監督として再びメガホンを取っており、シリーズに欠かせない人物ですね。

いよいよ公開を間近に控え、期待の高まる「ダイ・ハード/ラスト・デイ」ですが、劇中でマクレーンの相棒として活躍するマクレーンの息子役の日本語吹替を、なんとあのブルース・ウィリスの声でおなじみの野沢那智の息子が行うとのこと。もし野沢那智がご存命だったら、夢の親子共演が果たせたはず・・。さぞかし天国の父親も喜んでいることと思います。

さあ、今夜はベレッタ片手にテレビで野沢那智氏の吹替による「ダイ・ハード」を楽しもうではありませんか!

WA"マグナ"ブローグ・バック!-2
WA【ベレッタ】M92FS ダイハード・タイプ/バトルダメージ
 税込標準価格 31,500円/税込販売価格 28,350円

※製品情報は更新日のものです。品切れ/完売の際はご容赦下さい。


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