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アクション映画回顧録「男たちの挽歌」

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「香港映画50年の歴史を変える、男たちの挽歌!」
これは、映画公開当時流れていたTVCMのキャッチコピーである。
「男たちの挽歌」は、1986年に制作されたチョウ・ユンファ、ティ・ロン主演、ジョン・ウー監督の香港映画。上記のキャッチコピー通り、それまでカンフー映画が主流だった香港アクション映画の流れを一変させ、「香港ノワール」と呼ばれる新ジャンルを生んだ、まさに香港映画界に金字塔を打ち立てた作品である。

一言で表すなら、とにかく「熱い」映画だ。役者の演技もアクションも音楽も、すべてが熱く、そして泣ける。そして、この映画には当時英国領だった香港が持っていたエネルギッシュで混沌とした異国感が漂っており、それが魅力のひとつであると個人的に思っている。

あらすじ・・・ニセ札偽造組織の幹部、ホー(ティ・ロン)と相棒のマーク(チョウ・ユンファ)は、香港裏社会で顔を利かせるやり手のヤクザ。ある日、ホーは病床の父親から、警察官を目指す弟キット(レスリー・チャン)のため、裏社会から足を洗うよう頼まれ、次の取引を最後に引退すると誓う。しかし、取引相手の裏切りによりホーは警察に逮捕され、ホーと敵対する男に自宅を襲われたホーの父は、その場にいたキットに兄が裏社会の人間だったことを暗示し、息を引き取る。
一方、ホーの逮捕を知った相棒のマークは、裏切った取引相手への報復を果たすが、片足を撃たれ負傷してしまう。
それから3年後、刑期を終えたホーは完全に足を洗い、タクシーの運転手となる。一方、マークはかつての地位を奪われ、組織の下っ端へと追いやられており、ホーの弟・キットは警察官になっていた・・。

当時高校生だった自分は香港映画といえば、陽気でコミカルなジャッキーチェン映画しか知らなかったため、この映画を観た時の「黒い」衝撃は今でも忘れられない。
オープニングから、それまでの香港映画のイメージを覆すスタイリッシュな演出に驚かされるわけだが、この映画で最も衝撃を受けたのは、チョウ・ユンファ演じるマークが、敵の会食するレストランに報復のため単身で乗り込むシーンだ。

女と抱き合いながら、レストランの廊下に置かれている鉢植えの影にベレッタを潜ませていくマーク。女が去り、敵が会食する部屋のドアが開くと、二丁拳銃の連射により次々と敵を倒していくマーク。撃ち終わった銃を投げ捨て、鉢植えに仕込んでいたベレッタにチェンジし、怒涛の早撃ちで一気に片を付ける。
オートマチック二丁拳銃での連射という、それまで見たことのない斬新な演出に衝撃を受け、さらに弾切れのベレッタを弾倉交換せずに捨て、別のベレッタに持ち変えるという演出が、とてもカッコ良かった。

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この時マークが使用していたのが、当時米軍に制式採用されたことで一般市場でも人気が高まっていた「ベレッタM92FS」である。この映画を観終わったあと、自分はすっかりベレッタの虜になっていた。チョウ・ユンファのように、華麗にベレッタで二丁拳銃のまねごとをやってみたかったが、当時はまだ「ベレッタM92FS」のモデルガンは発売されておらず、悶々としていた記憶がある(笑

まさに香港映画を変えた歴史的な1本。観賞の際はベレッタを両手に持ち、胸を熱くする男たちのドラマと壮絶なガンアクションに酔いしれてほしい。

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WA【ベレッタ】M92FS 男たちの挽歌/NEWバトルダメージ
 税込標準価格 33,600円/税込販売価格 30,240円

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